企業へ正社員として入社すると、社内ルールや残業などさまざまな苦労を背負うことになってしまうこともあり、仕事一本ではない充実した生活を目指して派遣社員という選択をする方が増えています。
事務系の派遣社員として活動するためには、どんな資格が求められるでしょうか?
派遣事務に役立つ資格
取得しておいて損はない、といわれる安定株は「MOS(マイクロオフィススペシャリスト)」の資格です。
特に必須となるのがエクセルのアプリケーションを操作するスキルであり、関数を活用したリスト作成はどんな企業で働く場合にも求められます。
文書作成のワードや、プレゼンテーション資料作成のパワーポイントも活用できるテクニックが求められる機会は多く、十分な実務経験に自信のない場合はMOSの資格を取得することで技術を示すことが可能です。
カルチャースクールでのパソコン教室の活用や、通信講座などを利用した独学での取得を目指す方が増えています。
事務員には英語力が求められるケースも多く、「英検」や「TOEIC」を取得していると派遣事務として活躍できる機会が増えます。
一般的な会社であれば、ビジネスレベルで活用できる最低限の500点程度は必要ですが、海外企業との接触が多い場合は800点前後まで求められるケースもあります。
一般的には、英検よりもTOEICを評価される場合が多いようで、英検の場合は一定の基準を満たさなければ級数を上げていくことが出来ませんが、TOEICはスコアそのものが評価対象となり、定期的に挑戦してスコアアップを目指せるのが特徴的です。
仮に英検2級を学生時代に取得していたとしても、それから5年も経過していると「もう英語忘れているのでは?」などと企業側から受け取られてしまうケースもあるため、TOEICのスコア更新を続けることアピールに直結します。
事務員の共通言語とも呼べる必須資格が「簿記検定」であり、とりあえず2級を取得していればどんな会社でも活動できるようになります。
事務職といっても各会社でさまざまな業務内容となるはずですが、会計書類の書き方には社会共通のルールがあるため、その基本をしっかり抑えていることをアピールする点で役立つ資格が簿記です。
最低でも3級は抑えておきたいところですが、それで満足せず2級の取得を目指すべき、と言えるほど、事務系の派遣では必須です。
派遣には即全力を求められるケースも多く、十分な教育や引き継ぎができない場合もあるため、最低限の常識として簿記を取得しておけばどんな現場でも信頼されるようになります。
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