暗算能力検定の概要


暗算能力検定は、日本珠算連盟が実施している民間の資格です。
脳トレブームや認知症予防といった背景から、受験者の層はとても幅広いです。
段位や級取得により、就職が有利になる、給与が上がるといった恩恵を直接的に受けることはありません。
ただし履歴書にも記載はできますし、企業の経理・財務部門で働く人たちも自己研鑽のために受験されていたりします。

暗算能力検定の概要について

暗算能力検定は1級から10級、そして準初段から十段まで細かく合格基準が設けられています。
1級から10級の受験料は一律840円、段位は珠算及び暗算が2,620円、珠算のみ2,260円、暗算のみ1,130円です。
珠算と暗算を個別で受験できるようになったのは平成22年度から、それ以前に段位取得を目指していた人は狙いやすくなったとも言えるでしょう。

受験資格に制限はなく、小学生から高齢者まで誰でも受験可能です。
1級から6級は見取り暗算と掛け暗算、割り暗算、7級から10級は見取り暗算のみとなります。
カテゴリ分けをすると同じような計算問題が出題されるのですが、1級から10級で内容が全く異なります。
6級の見取り暗算は1桁から2桁の5口6字、3級の見取り暗算は3桁の5口15字、1級は3桁10口30字です。
同じように受験級により、掛け暗算と割り暗算の桁数は違いますので、必ず日本珠算連盟の公式HPから試験範囲を確認しておきましょう。

合格判定は、1級から6級が500点満点で400点以上です。
どの級も見取り暗算が20問、掛け暗算が30問、割り暗算が 30問出題され、それを12分間で答えることになります。
7級から10級の出題数は50問、500点満点の試験です。
250点以上なら10級、300点以上なら9級、350点以上なら8級、400点以上なら7級に合格です。

合格基準や試験内容、問題数などは、平成14年から15年度に大きく変更されました。
平成26年度には、準1級から準3級が新設されるなど、暗算能力検定は定期的に見直されています。
暗算能力検定を扱った参考書の中には、変更前の情報を記載した物もありますので注意してください。

1級から10級の試験日程は、年に6回、偶数月に開催されています。
段位は2月6月10月の年3回です。
合格率のみに注目すると、3級が80%前後、1級でも60%の人が受かっています。
計算方法を理解している社会人の方であれば、勉強をしなくても5級までは合格するはずです。
日本珠算連盟の公式HPでは、暗算能力検定の模擬試験が掲載されています。
どれくらいのレベルかを把握したいなら、1度挑戦してみましょう。


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