事務職と一言でいってもさまざまな業態があり、中でも営業部における事務サポートを行う職業を「営業事務」と呼ぶ場合があります。
営業部では社内の人間だけでなく、外部の顧客に向けた資料作成や発注業務を担当するケース、そして接客対応などを受け持つ場合もあるため、さまざまなスキルが求められます。
営業事務で役立つ資格は?
営業事務を行うために取得しておきたい資格は「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」の資格です。
第一に必須となるスキルはパソコン操作のスキルであり、会社の内外を問わずに書類やリストを作成する機会は多いため、ワードやエクセルなどのビジネスソフトを手早く操作できるスキルが求められます。
特に営業事務として求められるのは、パワーポイントやアクセスのアプリケーションを扱える資格であり、プレゼンテーション用の資料やデータベース管理に必須となります。
「英検」や「TOEIC」の資格が営業事務で求められるケースもあります。
今はグローバル化が進んでいる背景もあり、中小の零細企業も世界の公用語である英語を話せる人材が求められ、顧客対応をする機会の多い営業事務の担当者にはビジネスレベルの英会話が求められます。
極端な場合は英語を社内の公用語とする大手企業もあるほどで、そのような会社ではTOEICのスコアアップを推奨しています。
営業事務で実用的に運用できるレベルは、英検で2級以上、TOEICで550点以上とされています。
顧客対応をする機会の多い営業事務では、「秘書検定」の資格が非常に有用です。
秘書職ではないものの、資格取得のためにはビジネスマナー全般への深い理解が必要となり、営業事務の現場では役立ちます。
細かい言葉遣いや対応のマナーなど、迷ってしまう場面は多いものですが、秘書検定を通じて得た知識があれば失敗も防ぐことができ、結果として自分の価値を高めることにもなります。
外部の顧客は必ずしも友好的とは限らず、場合によってはクレーム対応を穏便に消化しなければならないこともあります。
取得しておきた秘書検定の級数は2級以上となります。
そして営業事務といっても事務職であることに変わらないため、外せないのは「簿記検定」の資格です。
どんな会社でも、必ず入出金などを伝票や領収書で記録を残しているはずであり、そのような帳簿の基本的な作成方法や閲覧方法を学ぶことが求められます。
企業の社長や外部のお得意さんなども一定のルールに従った帳簿を扱っているため、一般常識として学んでおく必要があるのです。
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