電子ファイリング検定の概要・合格率や必要な勉強時間


電子情報の運用や管理能力を認定する試験です。
イメージファイルや拡張子、記述言語、セキュリティ、電子保存関連法、電子文書の国際的動向などが試験科目の範囲となります。
そのため、電子情報に関する総合的な知識が試されます。
一般企業のセキュリティ部門、WEB情報を扱う事務への就職や転職に有利な資格と言えるでしょう。
関連資格には、ファイリング・デザイナー検定や文書情報管理士、パソコン検定試験が挙げられます。

電子ファイリング検定の概要・合格率や必要な勉強時間について

主催は一般社団法人の日本経営協会です。
民間資格に分類され、受験資格に制限はありません。
試験方式はA級とB級の2つ。
A級は試験時間90分で問題数は70問、マークシートと記述式により採点が行われます。
B級は試験時間60分で問題数は100問、マークシートのみの試験となります。
どちらも正解率が70%を上回ると合格認定されます。
難易度はA級の方が高いです。
ただし合格率は試験日程によって、かなりの落差があります。
2012年6月開催以降のA級合格率は30%から50%、B級は50%から70%です。
ちなみにA級とB級を同時に受験することも、B級未取得者がA級を受験することもできます。

試験日程は6月と12月の年2回。
札幌や仙台、東京、名古屋、金沢、大阪、福岡が試験会場に選ばれており、受験料はA級が7,560円、B級が5,400円です。
電子ファイリング検定は、主催元である日本経営協会の公式ホームページ上から、受験申込や問い合わせの手続きを踏みましょう。

難易度の高い資格ではありませんので、B級ならば独学でも十分に合格できます。
日本経営協会からはA級B級ともに公式のテキストが発売されており、B級はテキストを読み込むだけでも満点に近い点数を取れます。
テキストに沿ってきちんと勉強をすれば、2週間から1か月という短期間でB級は受かるはずです。
公式テキストの販売価格は、2,300円とお手頃です。

A級試験については実務的な内容を問われるため、未経験者にとっては意味が理解できず、独学では合格が難しいかもしれません。
関連の職種に従事している方なら、B級と同じように公式テキストを使っての勉強でも問題ないでしょう。
学生の方は、日本経営協会が開催している対策セミナーや資格専門スクールに通うべきです。
B級よりも難易度が高いため、マスターするには3か月かかると考えておけば、余裕を持って試験に臨めるはずです。

また試験科目はA級とB級とで違います。
B級の上位資格となるA級を受けるからと言って、B級を勉強しておく必要はありません。
B級を受けずにA級のみ受験するなら、A級だけの勉強に時間を割きましょう。


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