話しことば検定の概要


人間同士のコミュニケーションに欠かせない会話能力の向上と、その能力を履歴書等に記載できる資格化したものが、話しことば検定です。
話す、聞く、という人間同士の交流は誰もが当たり前に行うものとはいえ、それに必要な社会的知識を踏まえたうえで会話が行えているかは別問題となります。
円滑な会話能力は人間同士のつながりを深める重要なポイントとなるだけでなく、ビジネスの場面でも有利に働くこととなります。
特に現代人はコミュニケーション能力が欠如する傾向にあると問題視されることもあり、話しことば検定も立派に役立つビジネスツールの一つとして数えて良いでしょう。

話しことば検定の概要について

受検資格に制限はなく、企業や教育機関の団体から個人受験にも対応しており、検定級は3級から1級に分けられています。
3級、2級ではあらゆる場面やビジネスシーンに的確対応できる基本的な会話能力の判断が試験テーマとなります。
筆記試験とリスニング試験が各30分用意され、話す、聞くの基本の実践、語彙、敬語などの使い方、音声言語の知識と表現技術、適切な挨拶や受け答えなどのビジネスシーン内での適切な運用を判定します。
筆記、リスニングともに100点満点中70点以上が3級の合格ライン、80点以上が2級の合格ラインとなります。

また2級では筆記とリスニングに加えてスピーキングテストも行われます。
課題と当日問題の2つが用意され、1人約3分間行われます。
採点は当日採点と複数審査員による録音採点が行われ、AからEの五段階で評価、C以上が合格ラインの目安となります。
スピーキングテストの審査基準となる要素は、発声、発音、表現、内容、時間の5つです。
発声は声がしっかりと出ているか、発音は聞き取りやすいか、表現は適切な速度やポーズ、内容は話の組み立てと興味の惹かれ具合、時間は制限時間に収まっているか、これらを踏まえて評価が決まります。

1級ではさらにビジネスシーンでの会話を意識した、高度で専門的知識と技術が求められ、各分野においてリーダー的役割が果たせる会話力を持つかが試験テーマとなります。
テストは80分の筆記テストが行われ、話しことば全般知識にはじまりプレゼンテーション知識、政治や経済、社会などの一般常識、論文と文章要約を作成し、100点満点中75点以上獲得が合格ラインです。
2級同様にスピーキングテストもあり、1級では課題と当日出題に関してのスピーチを約6分間行い、AからEの5段階評価のうちB以上が合格となります。
1級スピーキングテストの審査基準は構成力、表現力、音声技術、即答力と、2級よりも深いレベルが求められた審査となります。


事務のおすすめ資格

事務について学び始めるには、手軽なweb講座がおすすめです。
formieの事務スペシャリストは初心者向けに網羅された内容をスマホで学習できるので、事務の基本を学ぶ方にはおすすめです。
→おすすめ事務の資格はこちら

事務資格
事務資格TOP | サイトマップ