漢検の概要や正式名称・活用法について


漢検は公益財団法人日本漢字能力検定協会が実施している、日本独自の漢字に関する能力を判断する資格試験です。

漢検の概要や正式名称・活用法

漢検という呼び方は略称で、正式名称は日本漢字能力検定です。
日本語の難易度は世界各国語と比べても非常に高く、その理由の一つとして、ひらがなやカタカナ、中でも複雑な形状の漢字の存在が大きく難易度を高めているといえます。
漢字への理解度が日本語力の高さともいえ、1975年より検定が開始され、1992年には文部省認可の資格にもなっています。

検定は年に3回各地にて実施され、検定級は能力レベルに応じて最大難易度の1級から10級まで幅広く用意されています。
最下難易度の10級では小学生1年修了程度に設定されています。
そのため受検者の幅も広く、小学生から大学生や社会人、中高年、また勉学や仕事とは関係なくプライベートな興味で受検する方も比較的多い資格となっています。
検定級に応じて難易度は大きく異なりますが、いずれも筆記試験にて漢字の理解度を判定することとなります。

3級を例にすると、中学校卒業程度の約1600字の感じを対象範囲とし、音読みと訓読みの理解、体技小屋類義語、熟語校正、四字熟語、仮名づかい、文章内で適切に使用できるか、などが試験内容として用意されます。
10級から5級までが小学生範囲、4級から3級が中学生範囲、準2級から2級は高校生範囲、準1級から1級は大学生以上を範囲として難易度がおおむね分けられており、これに応じて教育機関では適切な級の受検が行われています。
もちろん、本人の希望や学生外であれば自身のレベルに応じて任意の検定級にチャレンジすることもできます。

漢検はビジネスに関わる職場だけでなく、プライベートな私生活での活用も注目されています。
パソコンの定着によりデジタル文章が一般化したものの、就職では筆記試験が行われ、また仕事上、手書きでの文章が求められる場面もあります。
その際に、漢字が書けないという若者、中高年もおり、漢字の理解度が希薄な方が目立つ時代にもなりました。
恥ずかしいのみならず、仕事に悪影響を及ぼすリスクさえあるため、漢字勉強の必要性は高まり、その方法と能力の証明として、漢検が活用されます。

私生活の面では、趣味として文章を書く場面で活用されます。
手紙のように文章を書く趣味を持つ方や、ブログ等で日記を書く方も、文章力向上のために漢字の勉強に興味を持つようになりました。
また、日本在住の外国人も増えていることから、漢検の活用法は日本人に限定されることのないグローバルな資格としても注目が集まっています。


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