日本語ワープロ検定試験の概要や合格率・練習方法


日本情報処理検定協会が実施する実務業務に強い各種検定のうちの一つが、日本語ワープロ検定試験です。
検定目的としては、ワープロを用いた日本語入力の正確性、スピード性を求めた入力に加え、文書処理能力を身につけ、情報化社会の中で企業に求められる、コンピュータ活用能力の向上を図ることとしています。

日本語ワープロ検定試験の概要や合格率・練習方法

受検資格に制限はなく、学校団体受験では小学生から大学まで、各種専門学校で行われており、また企業やパソコン教室等での一般団体受験にも対応しています。
年間の試験回数も4回と多く、受験料も4級1500円、最高検定級の初段になるにつれて料金は高まるものの、検定の中ではとても安く、これは日本語ワープロ検定試験をはじめとする日本情報処理検定協会ならではの魅力ともなっています。
また日検では協会検定を入学試験の優遇対象としても設定し、ジュニアマイスター顕彰制度対象資格としても認めれられています。

その他、団体受験校であれば試験期日の変更が可能であったり、実用的な技能中心試験を行ったり、各種試験に適応した最適の模擬問題集の発行、指導者対象の検定説明会を行うなど、検定合格のサポートと実際の現場での実用性も考えられています。

試験内容は検定級により難易度と詳細は異なりますが、速度試験時間が10分、文書試験時間は20分、A4用紙サイズに1行40字入力という内容は共通しています。
速度試験では入力速度が求められ、全ての検定級が一般的現代文を手書き問題から入力し、1ミスに対しての文字減点が引かれていきます。
4級では合格文字数が200文字以上、初段に近づくほど合格文字数は増し、初段では800文字以上で合格となります。

文書作成では正確で体裁の良い文章作成能力が求められ、手書き問題からビジネス文書を作成します。
4級では文書作成のみですが、3級より表が含まれ、準1級より地図も含まれた問題となり、最高検定級の初段となると、より高度な文書作成試験が加わります。
合格点数はいずれも80点以上です。

合格率は初段、1級となるとやや高まるものの、他のビジネス検定と比べると非常に難易度は低く、いずれも合格率50%を越えることが多い検定です。
筆記ではなく実技試験が全てのため、練習はとにかくパソコン入力に慣れることです。
日常的にパソコンを利用し、タッチタイピングに自信がある方であれば、合格もほとんど容易です。
自信がない方でも、各地で行われているパソコン教室、日検問題集を利用した自宅での入力練習を続ければ体が慣れていきますので、難しく思うことはないでしょう。


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