ジョブパスという試験はビジネス能力がどの程度備わっているかを判断する試験で、以前はビジネス能力検定と呼ばれていました。
もし過去にビジネス能力検定を受験し合格したという人はジョブパスを持っている形になるわけです。
ジョブパス(ビジネス能力検定)の概要・難易度や合格率
試験は1級から3級までの3つに分かれておりどの級も受験資格は特に必要ありません。
試験内容をそれぞれ見ていくと3級の場合は60分のペーパー試験、2級の場合は90分のペーパー試験、1級の場合は90分のコンピュータ、つまりパソコンを使った試験となっています。
それぞれビジネス上でのコミュニケーションの方法やビジネスの進め方など社会人なら知っておきたい分野から出題され、100点満点で採点されます。
3級は70点以上、2級は65点以上、1級は60点以上で合格、ただし1級に関しては体系的知識問題で最低25点、実践応用問題で最低20点以上取っていることが条件です。
難易度は最高である1級でもそれほど高くなく、既に社会人としての経験があるなら十分に合格が狙えます。
具体的な合格率は3級が78.5%、2級が73.2%、1級が32.7%となっています。
1級だけ大幅に合格率が下がっているので不安も感じるかもしれませんが先ほど紹介したように難易度自体は決して高いとは言えないのでしっかり試験対策をしておけば合格の可能性はあります。
逆に3級と2級は7割以上の受験者が合格しますので資格試験としてはかなり簡単な部類に入ります。
ビジネス全般に必要な能力を問われるのでどんな仕事でも役立つ知識が得られ、就職や転職を考えている人にとっても有効な資格でしょう。
試験の日程ですが3級と2級は7月と12月の年2回、1級は2月から3月の年2回です。
どの級も頻繁には行われていないので資格取得を目指す時は日程をしっかり確認して申込を済ませておきましょう。
1度チャンスを逃すと次の試験まで期間が空いてしまうことになります。
特に1級は2月から3月の間しか試験を受けられないのでタイミングを逃すと翌年まで試験が受けられません。
申込は一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団への電話かホームページからできます。
2級と3級に関しては併願も可能なので自信があるなら両方を一気に受験してしまうのもいいでしょう。
社会人として何年も働いているという人でも自分の知識が正しいかどうかを確認できたり、知らなかったことが学べたりしますのでどんなビジネスに関わる人でも役立つ資格です。
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