BATIC(国際会計)検定試験の概要や難易度


国際会計検定、略称BATICは、東京商工会議所が主催している、英語を利用した会計能力のレベル判断基準として活用されているビジネス検定です。
英語と会計という2つのビジネス能力要素を組み合わせた検定で、グローバル化が進む昨今ではいずれの能力も不可欠な能力であり、国際的活躍を求める学生、またキャリアアップを求める社会人たちに注目されています。

BATIC(国際会計)検定試験の概要や難易度は

毎年個人受検、団体受検が実施されており、公式テキストや通信講座も展開していますが、基本はビジネスシーンでの活用を求める方々が受ける検定で、趣味として興味が示されるようなものではありません。
通常の日本検定とは異なり、英語での出題です。
検定科目は英文筆記と国際会計理論が用意され、前者400点、後者600点、合計1000点満点で国際会計能力が判定されます。
共にマークシート方式で行われ、英文筆記は制限時間1時間30分、国際会計理論は時間は2時間30分で、会計能力に関わる基礎知識と応用力が判断されます。

検定試験は合否で判断しません。
得られた点数に応じてスコアが与えられ、それが自身の国際会計能力の証明となります。
最も低いランクでは200〜319点のブックキーパーレベルで、基本的な会計取引が英語で行える能力の証明となります。
点数が高まるほどランクが上がり、320〜699点はアカウンタントレベル、700〜879点はアカウンティングマネージャーレベル、880〜1000点はコントローラーレベルの称号が与えられます。
なお、200点未満の場合は得点のみの認定で称号は得られません。

BATICは英語と会計を組み合わせたグローバルビジネスに焦点を当てた検定のため、数あるビジネス検定の中でも難易度は非常に高いです。
難易度を考えると独学での挑戦は容易なことではなく、専門学校や通信教育など、適切で十分な勉強を行った上での挑戦が基本です。
東京商工会議所が提供する通信講座を例にあげますと、テキストに加えて講義DVDや添削指導が行われ、学習期間としては2ヶ月〜4ヶ月と設定されています。
会計能力が求められるのも当然ですが、出題言語が英語であるため、会計能力以前に十分な英語能力が必要とされるのも、難易度が高い要因です。

非常に難易度が高いため挑戦しにくい検定ではあるものの、同時に突出したスキルの証明にもなる検定です。
海外展開企業が増える中ではグローバルな会計能力を持つ人材は必要不可欠となります。
ビジネスの活躍を外資系企業に向ける方には特にお勧めできる検定です。


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