医療事務管理士とは・概要や難易度、求人状況について


医療機関の事務業務に携わるのが、医療事務管理士です。
患者とまず最初に接するのが事務員で、コミュニケーションをとることも多い病院の顔として活躍するだけでなく、診察受付やカルテ管理、診療費の請求に会計など、病院内の様々で複雑な事務作業も行います。
患者を迎える接待力、人命に関わる重大な情報を扱う責任能力が問われる、手術を行う先生同様に病院には不可欠な存在です。

医療事務管理士とは・概要や難易度、求人状況について

医療事務業務では適切な患者受付、カルテ管理、治療費計算、診療報酬明細作成、医療保険への理解など、専門的な事務能力が求められ、人材の医療事務管理士としての能力を判断、また自身のスキル証明として、技能認定資格が用意されています。
医療事務職に就くにあたって必至となる資格ではありませんが、専門知識を覚えることは業務に欠かせません。
就職にあたり必要な勉強をする過程で資格を取得しておけば、自身の知識の証明ともなり、就職も優位に運ぶことができます。
また求人側も資格の有無を採用条件として加えているところもあります。

医療事務職を目指す専門学校をはじめ、通信講座等で個人の方が資格取得を目指すことができ、受検資格も特別必要はありません。
医療事務職という性質から、女性の受験者が中心で、医科、歯科をいずれかを選択して受験します。

試験は学科と実技が行われ、学科ではマークシート形式で10問用意され、医療保険制度や公費負担医療制度等の法規知識、診療報酬点数の算定、診療報酬明細書の作成・医療用語等の保険請求事務知識、臓器・生理機能・傷病等の医学一般知識が求められます。
実技ではレセプト点検、外来と入院のレセプト作成の合計3問を行います。
合格基準は、学科が100点満点中70点以上、実技が作成問題全ての得点率50%以上の3問合計70%以上の得点で合格となります。

合格率は近年平均としては医科が50%前後、歯科が60%前後と、やや易しめの検定資格ですが、医療機関について学ぶ機会に恵まれている専門学校等の受験者を除くとやや難しい傾向にあるようです。
逆を言えば、適切な勉強を受けられる機会に恵まれていれば、合格しやすい資格でもありますし、年間6回に分けて試験実施されているため、不合格だとしても次回までの期間が短いので再挑戦が容易です。

医療事務関係の求人は常に豊富で、供給過多とも言われていますが、実務経験が重視されやすい職でもあるため、未経験の方は採用が難しい場合もあります。
そのため、未経験者には実務経験の代わりに自身の能力のアピールポイントとる資格の有無が、就職活動の結果を大きく左右する存在ともなってきます。


事務のおすすめ資格

事務について学び始めるには、手軽なweb講座がおすすめです。
formieの事務スペシャリストは初心者向けに網羅された内容をスマホで学習できるので、事務の基本を学ぶ方にはおすすめです。
→おすすめ事務の資格はこちら

事務資格
事務資格TOP | サイトマップ