ビジネス実務マナー検定の概要・難易度や合格率


ビジネス実務マナー検定は、人材の職場常識の育成を目的とした文部科学省後援、財団法人実務技能検定協会が実施するビジネス検定です。
ビジネスにおける判断力や行動力に関わる適切なマナー能力は、ビジネスマンであれば誰もが備えていて当然ともいえる能力ですが、残念ながらその教育がしっかりと行われぬまま社会へと巣立ってしまう若者は少なくなく、また企業としても雇う人材が確かなマナーを身につけているか、マナーを学ぶ姿勢のある人間であるかを短い時間では判断ができません。

ビジネス実務マナー検定の概要・難易度や合格率について

そこで活躍するのがこのビジネス実務マナー検定です。
自身の確かなマナー能力の証明となり、企業側としても審査基準のひとつに加えることができるため、就職活動を優位に運ぶことができます。

受検資格に指定はなく、民間企業から公務員への就職・転職を目指す学生や社会人、スキルアップやスキル証明を目指すビジネスマンが活用することができます。
検定級は3級から1級に分けられ、それぞれ年2回実施されています。
受検料は3級2500円、2級3800円、1級5600円で、また3級2級、2級1級の同時受検にも対応しています。

試験は理論と実技に領域区分され、理論ではビジネス実務マナーに必要とされる資質に企業実務、実技では対人関係や技能が判断されます。
3級と2級は筆記試験が行われ、1級は筆記試験に加えて面接試験が加わります。
合格基準は理論と実技それぞれの領域正解率が60%で、1級は筆記試験の合格に面接試験の合否によって判断されます。
出題形式は3級2級はマークシート方式の選択問題と記述問題の組み合わせ、1級はすべて記述問題となります。

合格率は3級2級は非常に高く、近年平均としては70%前後です。
1級は出題形式がすべて記述方式となり面接試験も加わるため難易度が高まり、合格率は50%を下回っています。
しかし全体的な難易度としては易しめの検定です。
しかるべき一般常識ビジネスマナーを身につけているか、それに対する的確な学習を終えている方であれば合格は難しくありません。

難易度の低い検定ですが、就職活動用資格としては幅広く活用することが期待できます。
専門に特化した知識を求める検定ではなく、マナーというどんな職場にも求められる能力ですから、活躍しない場面がありません。
また、近年はビジネスマンの仕事に対する姿勢が問題視されることも目立っていることから、就職活動の面接や試験において、採用側はマナーの有無を大きく重要視する傾向にもあります。
合格率の高い2級でも履歴書に記載してアピールが十分可能ですので、別の資格と合わせて取得しておくのも良いでしょう。


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