調剤事務管理士の概要・求人や給料、就職状況


AKB48の横山由依さん、タレントのイモトアヤコさんが取得したことでも知られる調剤事務管理士。
技能認定振興協会、通称JSMA認定の医療従事者向け資格となります。
JSMAと言えば、他にも医療事務管理士やホスピタルコンシェルジュ、介護事務管理士、メディカル・ケア・サポーターといった医療関係の資格を認定している機関です。
1969年に設立された歴史ある試験機関の付与する資格ですので、医療業界で働きたいのなら取得しておきたいところです。

調剤事務管理士の概要・求人や給料、就職状況について

受験資格はなく、初心者や学生の方でも安心して受けられます。
試験は1月、3月、5月、7月、9月、11月の年6回、全国各地の指定会場にて実施されています。
ただし旭川や盛岡、高知、福知山は、3月と7月、11月のみ、沖縄は3月と9月のみ開催と地域によって異なりますので注意してください。
通信教育のユーキャンでは、講座受講者を対象に在宅試験を実施するなどの措置が取られています。
地方にお住まいの方なら、在宅試験を検討してみましょう。

調剤事務管理士は試験範囲が薬剤分野のみと狭く、合格率も6割ほどと取りやすい資格です。
都市圏にお住まいの方なら、年に6回も受験する機会がありますので、参考書を読みながら独学でも取得できるでしょう。

大手求人サイトに目を通すと、求人募集先は調剤薬局やドラッグストア、薬局併設のデパート、病院などの医療機関となります。
中でも高齢化に伴い店舗数を増やしている、調剤薬局からの募集が多いという印象を受けます。
アルバイトなら時給1,000円前後、正社員なら月給18万円前後と思っておきましょう。
全国各地に勤務先を見つけることができ、これからも需要が伸びる業界とも言えるため、調剤事務管理士を取得しておいて損はありません。

ただし調剤事務管理士は合格率が高く、国家資格でもないのです。
勤め先の候補となる調剤薬局には、調剤事務管理士を持っていなくても関連業務に就いている人が多くいらっしゃいます。
調剤事務管理士の担当する仕事が、薬剤師の補助、処方箋の受付と会計、レセプト作成業務とやや専門性に欠けるからとも言えるでしょう。

つまり調剤事務管理士を取得すれば、待遇が良くなる、明らかに就職が有利になるわけではありません。
そのため調剤事務管理士という資格を過大評価しないようにしましょう。
育児休暇によるブランクが心配、医療関係の資格を1つでも取得したい、スキルアップを目指すための資格なのです。
医療系の資格を初めて受験する人には、基礎知識を習得するキッカケとなります。


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