秘書検定の難易度や合格率


事務仕事の基本的な知識に加えて、顧客や上司との適切な対応方法も学べる秘書検定の資格が、秘書業務以外の方からも注目を集めています。
そんな、資格のイメージからすると難しそうな秘書検定ですが、気になるのは実際の難易度や合格率です。

秘書検定の難易度や合格率

73f0bdbf8dbcf3b21bb9fd3e9ddf5129_s

秘書検定には3級から準1級を含む1級までの4段階があり、2級以下のクラスでは筆記試験のみで、面接試験はありません。
合格率は、3級の場合は8割弱、2級の場合は5割強、準1級と1級は3割戦後となっています。
秘書業務を希望している方でなく、事務資格の一環として秘書検定を受験する場合は、面接試験のない2級以下が合格しやすく、かつ資格の意味を最大限引き出せるラインといえます。
秘書検定を受けている人のうち、本業が秘書という方は2%に満たない程度であり、大半は学生に受験されており、少しでも就職を有利に進めるために活用されているようです。

司法試験の資格や不動産資格などでは、合格率が1ケタ代ということも珍しくはないので、それらの資格と比べると1級の合格もそれほど難しくはない、といえます。
筆記試験と実技試験それぞれで(2級以下は筆記試験のみ)60%以上の得点を獲得していれば合格ができます。
1級のみ記述形式の問題となり、それ以外の級数ではマークシート方式の選択問題と記述形式の問題が組み合わさっています。
面接試験では上司への口頭による報告などを実際にロールプレイング形式にて試される試験となり、2級以下のクラスと比べて合格難易度を高めています。

資格試験は5つの分野に分かれており、一つひとつを学習しておかないと例え3級でも合格は難しくなります。
一つ目は秘書としての資質となる、上司との良好な関係を維持したり、秘密保持の可否が問われます。
二つ目は業務知識であり、人間関係の維持と自分自身の権限を適切に保つことです。
三つ目は一般知識となり、いわゆる事務職にも求められる企業目的や会計に関する知識が問われます。
四つ目は接遇マナーであり、電話対応や接客対応など、社内での敬語の適切な使用が問われます。
最後の五つ目は実務的な技能であり、書類作成やファイリングなど、簿記の知識に近い範囲の知識を求められます。

事務資格として取得しておきたい2級以下の試験を突破する場合は、そのための勉強期間をしっかり設定しておくことが重要です。
2級の場合は1ヶ月程度の勉強期間は最低でも必要となり、通信講座などを受講する場合も4ヶ月程度の学習期間を予想されています。
必要とする勉強期間には個人差もあるので、自分の能力に合わせた受験機関でしっかり取得を目指しましょう。


事務のおすすめ資格

事務について学び始めるには、手軽なweb講座がおすすめです。
formieの事務スペシャリストは初心者向けに網羅された内容をスマホで学習できるので、事務の基本を学ぶ方にはおすすめです。
→おすすめ事務の資格はこちら

事務資格
事務資格TOP | サイトマップ